週末起業コラム

「肩書き」は2つに分けて考えよ!

(登場人物:◆ネタ泉湧夫隊長、◇二足ハジメ隊員)

◆◆◆ 今号のポイント ◆◆◆

交流イベントに出かけるにあたり、名刺は不可欠ですね。まずは、どのような肩書きを名乗るかを考えてみましょう。肩書きを考える際は、2つの部分に分けて考えるのが基本です。

(前号までのあらすじ)

名刺をつくる作業は、簡単なようで意外と奥が深いと説くネタ泉隊長。売るものが決まっていなくても、まずは「肩書き」を考えてみることをハジメ隊員に勧める。

「肩書き」は2つに分けて考えよ!


◆「肩書き」の作り方の基本としては、まず、何をやっている人、あるいは何ができる人なのか、一目でわかるものにすることじゃ。

◇それが「専門家」ということですよね。

◆そうなのじゃよ。その上で、「肩書き」は大きく2つの部分に分かれるぞ。

◇2つの部分? たとえば?

◆たとえば「野球評論家」という人たちがいるのう。

◇なるほど。この場合、「野球」と「評論家」に分かれますね。

◆「野球」の部分は専門分野を、「評論家」については、その専門分野において何をする人なのかを述べておるわけじゃ。

◇確かに。

◆専門分野については、人それぞれ、たくさんあるのう。「何をする人」についても同様じゃが、ある程度、パターンがある。

◇具体的には、どういうのがありますか?

◆「コンサルタント」「コーチ」もあれば、「評論家」もある。「アドバイザー」「スペシャリスト」といったものでもよいし、変わったところでは、「師」「ナビゲーター」「○○イスト」なんてのもあるぞ。

◇結構、自由度が高いですね。

◆うむ。肩書きを名乗るのは、特定資格の名称と同じでない限り、制限はないぞ。

◇僕はプラモデルづくりが好きですから、「模型づくりスペシャリスト」なんてのがいいです。

◆ひたすら自分で模型をつくるなら、そうじゃのう。しかし、模型づくりを教えるなら、「模型づくりアドバイザー」なんてのも、考えられる。

◇なるほど。「何をする人」ということも踏まえて考える必要があるわけですね。

◆そうじゃよ。名刺をつくる際は、そこまで考えることが必要なのじゃ。

◇ということは、名刺の肩書きをつくる段階で、ある程度は、起業ネタが絞られる、というわけですね。

◆それにな、名刺を作ると、他にもいろいろな効果が表れてくるというのが不思議な点じゃ。つまりじゃな・・・。

(次号につづく)