週末起業コラム

自分の強味を絞り込む勇気を持て!
飯山晄朗氏(その3)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


商工団体の経営指導員時代にコーチングに出会った飯山さん。ビジネスだけでなく、スポーツや学生の勉強指導にもコーチングを活用。あえて体育会系のノリを見せることで、ご自身をブランディングして来たと語る。

飯山晄朗(いいやま じろう)氏(その3) リーダーシップ☆コーチング


■自分の強味を絞り込む

〇ところで質問なのですが、コーチングを事業の柱と決めて、それ一本で事業を展開されていったという感じなのでしょうか?

●仕事が欲しいと思えば思うほど、絞ることは恐怖になります。そこで私は仕事についても「飯山といえば、何のビジネスを思い浮かべるか?」といろんな人に聞いてみたんです。

そうしたら、コーチングだったんです。中小企業診断士の資格はあるけれども、「コーチングができる」中小企業診断士というイメージを挙げる人が圧倒的に多かったんですよ。

そこで、コーチングに絞ったんですね。自分の強みを特化したいのであれば、周りの人に聞くというのもとても重要なことだと思います。

あとは、絞り込むのはいいのですが、それがコケてしまったら、大変なダメージになる。だから私がやってきたことは、とりあえず一つに絞り込んでみて、それが成功したら同じ分野でターゲットを変えてみる方法でした。積み木式の考えですね。

その結果が、中小企業診断士からスポーツのメンタルトレーニングまでできるようになっていたということだと思います。

そのために、私はひとつのことを3年区切りで見ています。とりあえず3年間徹底的にやってみて、ある程度成功したら次の3年間は別の方向に向けてみるという感じです。

〇3年ですか?意外と長く取り組まれるんですね。

●ええ。そうしないと実績がついてこないですね。中小企業診断士として起業したときにも、それで3年やってみて、その上でコーチング事業に取り組みました。さらに、やはり3年間はスクール運営も含めて徹底的にコーチとしての経験を積んできた実績が、今の仕事に繋がっています。

〇飯山さんはGCS(銀座コーチングスクール)で学んでいただいていますけれども、どうしてGCSで学ぼうと思ったのですか?

●2000年に書籍でコーチングのことを知り、すぐにコーチングを学びたいと思ったんですが、コーチングのスクールは当時、東京にしかありませんでした。私は金沢にいるものですから東京まで学びに行かなければならず、ちょっと難しいなと思っていました。

いろいろ調べてみて、eラーニングという方法があることもわかったのですが、スキルを身につけるのに期間がかなり長くなってしまう。

そんなときに、GCSの存在を知りました。GCSのプログラムであれば土日で最短4カ月の学習で最低限のスキルを学ぶことができると思いました。そこで、飛行機で毎週東京に来て学んでいました。

(次号へつづく)

※コーチング無料体験講座
  → http://www.ginza-coach.com/learn/taiken.html