週末起業コラム

インバウンドのコミュニケーション能力を磨け!

(登場人物:◆ネタ泉湧夫隊長、◇二足ハジメ隊員)

◆◆◆ 今号のポイント ◆◆◆

コミュニケーションでは、人の話をよく「聴く」ことが大切だと言われます。一般的な会話だけでなく、顧客や市場の「声を聴く」ことも、ビジネスでは非常に大切ですね。

(前号までのあらすじ)

起業家として人脈を広げていくためには、コミュニケーション能力が大切だと説くネタ泉隊長。その能力の違いが、「オタク」と「専門家」との違いであり、非常識な行動は慎むべきと話す。

インバウンドのコミュニケーション能力を磨け!


◇隊長、コミュニケーション能力が大切だということはよくわかりましたが、どうすれば、それを高めることができるのでしょうか?

◆うむ、その話をする前に、コミュニケーションの種類について考えてみよう。

◇とおっしゃいますと?

◆コミュニケーションにはな、大きく分けてインバウンドとアウトバウンドの2つの側面がある。

◇は? イン・・・何ですか?

◆インバウンドとは、「内方向」すなわち、聴いたり読んだりする側面で、アウトバウンドは「外方向」すなわち、話したり書いたりする側面のことじゃ。

◇なるほど。片方だけではコミュニケーションが成立しませんね。

◆そうなのじゃよ。インとアウトの両方に留意せんといかんぞ。

◇まずはどちらに取り組むのがよいでしょうか?

◆英語を学ぶのと同じで、まずはしっかり「聴く」ことから始めるのが基本となるじゃろう。

◇はい!

◆しかしな、さらに言えばじゃ、質問(アウトバウンド)して、相手から情報を聞き出す(インバウンド)といった具合に、両者をうまく連携させていくことが、コミュケーション能力の本質だとも言えるじゃろう。

◇組み合わせですか!

◆うむ。コミュニケーション能力に問題があるとすれば、このバランスが崩れていることが大きな要因となるぞ。

◇たとえば、どういうことでしょう?

◆相手の言い分を聞かず、自分の主張を一方的に相手に伝えようとする人は、アウトバウンド偏重になっていると言えるじゃろう。

◇となると隊長、セミナー講師で起業するような場合、どうなんでしょう? 大勢の人を前にして一方的に話すことが多いと思いますので、それもアウトバウンド偏重でしょうか?

◆いやいや、もっと視野を広く持つ必要があるぞ。セミナー講師などの場合でも、事前に受講者のニーズをヒアリングしておいたり、受講中の表情から反応を読み取るといったインバウンドの要素が、実は非常に重要であったりするのじゃよ。

◇え、そうなんですか! というより、やっぱりそうですよね。

◆ブログひとつ書くにしても、読み手を意識したインバウンドの要素が大切だという点で、セミナー講師などと同様じゃ。

◇そうか~。単純に人脈づくりのためだけでなく、ビジネスを成功させるためにも、コミュニケーション能力が不可欠なんですね。

◆そのとおりじゃよ。特に顧客獲得について考えれば、インバウンドのコミュニケーション能力が重要じゃな。

(次号につづく)

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