週末起業コラム

直接的にビジネスに結びつく相手だけが人脈ではない!

(登場人物:◆ネタ泉湧夫隊長、◇二足ハジメ隊員)

◆◆◆ 今号のポイント ◆◆◆

異業種交流会等に行くと、「儲け話」をみつけることにしか関心がない人に出会ったりしますが、人脈の活用方法がそれだけというのは、ちょっと寂しいものです。

(前号までのあらすじ)

起業で成功するための人脈づくりについて考えてきた探検隊。名刺交換だけで終わってしまうパターンも多いことにも気づく。そこでネタ泉隊長は、人脈を分類して考えてみることをハジメ隊員に勧める。

直接的にビジネスに結びつく相手だけが人脈ではない!


◆人脈について深く考えるのなら、まずは分類を意識してみることが大切じゃ。

◇はい、僕が思いつくのは、「お客さん」になってくれる人のほか、「仕入先」や「パートナー」になってくれる人ですね。この3種類に分けられるかと思います。

◆3つ挙がったか。しかしな、もう一つあるぞ。

◇え、まだありますか? ・・・何でしょうか?

◆それはじゃな、「相談相手」としての人脈だ。

◇なるほど。問題を解決したり、モチベーションを維持したりする上では、そのような人脈も欠かせませんね。

◆じゃろう? ということで、「販売先(お客さん)」、「仕入先」、「パートナー」、「相談相手」と区分することができるわけじゃ。

◇ですけど隊長、「パートナー」が「相談相手」となることもありますよね。切り分け方としては、今ひとつな気がしますが・・。

◆ほう、なかなか鋭いのう。では、別の切り口で考えてみることにしようかのう。

◇別の切り口ですか。結局、直接的にビジネスにつながるかどうか、という感じで分けられますかねぇ?

◆というと、どういうことじゃ?

◇つまり、「販売先」「仕入先」は、直接的なビジネスの関係ですよね。「パートナー」もそうかも知れません。

◆ふむふむ。

◇だから、大きく分ければ二つになるのでは?

◆二つでは、少し大雑把過ぎるかも知れんぞ。特に、直接的にビジネスに結びつかない関係については、いくつかに分けられる。

◇はぁ、そう言われればそうかも知れません。

◆よいか、ハジメ隊員。直接的にビジネスに結びつく人脈は、別の言葉で言えば「収益源」じゃな。「収益源」以外の人脈の効果というものがいくつかあるはずじゃ。

◇問題を解決するとなると・・、わかった!「情報源」としての人脈がありますね!

◆よし、いいぞ。他にはどうじゃ?

◇モチベーションが上がるとなると、「意欲源」!

◆その調子じゃ。他にはどうじゃ?

◇え、まだありますか? 何だろう?

◆人脈と言えば、その相手が「販売先」「仕入先」「パートナー」になるだけではなく、別の誰かを「紹介」してくれるという機能も重要じゃ。

◇では、「紹介源」?

◆表現としては「信用源」がよいじゃろう。

◇なるほど、それですっきりします。「収益源」「情報源」「意欲源」「信用源」としての人脈ですね。

◆では、整理してみよう。つまりじゃな・・・

(次号へつづく)

※人脈づくりに最適!「アンテレクト 2015年 秋の大収穫祭」

200人超が集まる大イベントです。名刺をたくさん用意してご参加ください。【重要:10/12で早割終了です】

http://www.entrelect.co.jp/project/autumn2015.html