週末起業コラム

出版の話が次々と決まるようになった秘訣は?
小林一行(こばやし いっこう)氏(その3)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


ダイエットコーチとしてご活躍の小林一行さん。起業の原点は、自身がうつ病に伴う過食で太った時、ダイエットにはメンタルケアが大切だと気付いたことでした。

そこからメンタル面のケアと体のケアを組み合わせた「キモチからやせるダイエット」を生み出しました。

小林一行(こばやし いっこう)氏(その3) ダイエットコーチ


■人は多忙やストレスから逃げるために食べてしまう

○メンタルとダイエットを組み合わせたのには、ほかにもユニークなエピソードがあるとか。

●あるきっかけがありまして、3年ほど前、ある出版記念パーティーの2次会に参加しました。

そのときに朝バナナダイエットの著者の"はまち。"さんにお会いしたときに「ダイエットで事業をやりたい」と話したら「どんなダイエットですか?」と聞かれました。

そこで、とっさに「メンタルのダイエット」と答えたんです。

すると"はまち。"さんが「それならいいものがあるよ」とメンタルセラピストの講座を紹介してくださったんです。

○ダイエットをする気が起きないと悩んでいるクライアントさんは多いのでしょうか?

●そうですね。

女性だとお菓子の食べ過ぎなど過食症で悩んでいる方が多いです。

仕事が忙しいとか、ストレスが多いとかという状況から逃げるためにしているのが食べることなんです。

私はそこから立ち直ることができて、ダイエットにも繋げることができたので、そのことを伝えるためにセミナーや個別コンサルティング、執筆活動の3つの軸で事業を行っています。

セミナーの参加者は9割以上が女性で、年代としては30~40代の方です。最近では、過食で悩んでいる方だけではなく、より美しくなりたいという方や経営者の方も増えてきました。

個別コンサルティングは、セミナーを聴きに来て気に入ってくださった方が個別に申し込んでくれる、というのがひとつのパターンになっていますね。


■自分のダイエットを広めるために出版を決意

○セミナーとコンサルティングに加えて活動の軸とされているのが執筆出版活動ですね。

4冊目の『なぜ一流の男の腹は出ていないのか?』(かんき出版)が10万部を超える大ヒットとなっています。

●ダイエットを広めるためには出版が必要だと思って、実現する方法を探り続けました。そこで出会ったのが、週末起業フォーラムの出版企画コンテストでした。(注:現在は株式会社アンテレクトが主催するコンテストです.。
(→ http://www.entrelect.co.jp/publish/contest.html

出版企画コンテストには、何回も出し続けて、やっと5回目で採用してくれる出版社が現れました。

私はとにかく毎回の出版企画に命を懸けるくらいの思いで書いていました。

今から見ると最初のものは稚拙だったと思います。

でも繰り返し提出することでアドバイスもたくさんいただき、企画を磨くことができました。

強い想いが行動につながり、結果として書きたいものが書けたように思います。

そこで最初に出版したのが

『人生最後のダイエット』(朝日新聞出版)です。

そこから出版の話が次々と決まるようになりました。

藤井(注:株式会社アンテレクト代表・週末起業フォーラム発起人)さんが主宰していたアンテレクト経営人倶楽部に参加していたのも大きかったですね。

経営人倶楽部のメンバーは皆著者ですから、あの環境にいると出版している人の方が当たり前で、自分が本を出さないことが恥ずかしいくらいに思えたんです(笑)。

そうした身の置き方も幸いして、あきらめずにコンテストに出し続けることが出来ました。

(次号へつづく)

※出版企画コンテスト ★現在、お申し込み受付中です
 → http://www.entrelect.co.jp/publish/contest.html