週末起業コラム
キャリアの出発点は「食えない仕事」だった
長谷部ナオキチ(はせべ なおきち)氏(その1)
「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー
起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)
長谷部さんのご紹介
ビジネスで武器になる写真"というテーマに特化したフォトグラファーとしてご活躍されている長谷部ナオキチさん。
ユニークなのは、写真を撮るだけでは終わらせず、写真を活かした名刺やプロフィール作成まで手掛けていること。
他のカメラマンとは一味違う強みを活かして、起業家・ビジネスパーソンから厚い信頼を得ています。
しかし、現在のようなユニークなポジションを確立するまでには紆余曲折があったそうです。
ビジネスモデルを確立した経緯やお客様と信頼関係を築くために心がけていること、自らの強みを最大限に活かすブランディングについて、お話を伺いました。
長谷部ナオキチ(はせべ なおきち)氏(その1) キメ☆フォト フォトグラファー
■絵画教室の先生から、食べていくためにコピーライターに転身
◯長谷部さんの肩書きはフォトグラファーですが、その枠におさまらないユニークなビジネスをされていますよね。
●最近は「フォトグラファー」に加えて「プロフィール制作者」や「プロフィール編集者」とも名乗っています。
もともとはプロフィール写真の撮影を専門にしていたのですが、そこから発展してビジネスの入り口ともいえる写真名刺、それからプロフィールやキャッチコピーの制作ということもセットでやるようになったためです。
◯アンテレクトが支援している起業家にも、長谷部さんが撮影して制作した名刺や画像をウェブに活用されている方がいますからね。
やはり、そうしたビジネスアイデアは美大出身の強みから出てきたものなのですか?
●いえいえ、実はデザインとはまったく縁がなくて私の専攻は油絵
だったんです。
◯えっ、それは意外ですね。どういう流れで現在のお仕事をやることになったのですか?
●美大を卒業した後は子どもを対象にした絵画教室を主宰していました。
週3日開催していたんですが、教室運営だけだと食べていくのが難しい。そこで何の仕事ができるか考えてみたんです。
当時、お子さんの絵の評価を文章に書いてご父兄にお渡ししていて、とっても好評だったんですね。だから、文章を書くのは好きだったんです。そういうのを仕事にできたら長続きするなと思いました。
◯そこで文章の仕事を探したんですね。
●はい。ちょうど商品マニュアルのライターを募集している会社とコピーライターを募集しているリクルート系の制作会社があったんです。試しに両方受けてみたところ、両方とも採用になりました。
マニュアルよりはコピーライティングのほうが自分の好きな文章を書けるかもしれないと、制作会社に就職することにしました。
当初は、コピーライティングだけをやっていたんですが「美大を出たんだからデザインもできるだろう」と言われて誌面の中で小さいスペースのデザインを担当することになりました。
次第に大きなスペースもやるようになって、最終的には誌面全体の編集ディレクションもやることに。
当時は、撮影の仕事もプロのカメラマンに依頼していたので、ほとんど編集者みたいな仕事をやっていましたね。
(次号へつづく)