週末起業コラム

バックエンド商品への成約率100%!その秘訣は?
長谷部ナオキチ(はせべ なおきち)氏(その5)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


"ビジネスで武器になる写真"というテーマに特化したフォトグラファーとしてご活躍されている長谷部ナオキチさん。

苦労したのは、撮影の腕だけでは売上に結びつかない点でした。

お客様の悩みを解決できる説得力のあるロジックを構築して正しく伝え、さらに他社と差別化できる自分の強みを見極めることが大切だったといいます。

長谷部ナオキチ(はせべ なおきち)氏(その5) キメ☆フォト フォトグラファー


■ビジネス拡大のヒントは自分の中にあった ◯最近では、写真だけではなく、プロフィール記事作成のほうまでビジネスが広がっています。

●私にとっては、その展開は串に刺さったような感じで、必然的な結果だと思っています。

ある起業家をインタビューしていたときに、自分が「起業の原点を忘れていた」ということと、自分が「長年やり続けていたことを切り離して、新しいビジネスを考えていた」ということに気づいたんです。

私はデザインやコピーライティングを長年やってきましたが、コピーライティングに関しては、今の仕事とは結びつかないと思っていました。

デザインスキルについては名刺作りに活用していましたが、ライティングスキルの方は「今の仕事には関係ない」と勝手に思い込んで自分のビジネスから切り離していたんですね。

ですが、そもそもプロフィールを書けるカメラマンは他にいないだろうと思ったし、私に依頼すれば共感してもらえるビジネス名刺がワンストップで出来上がるので、これは強みになると思いました。

写真でその人の最も素晴らしい表情を引き出すように、文章ではその人を最も理解・共感してもらえるポイントを一緒に見つけていきます。

この作業は、お互いにとって興味深いことですし、共感ポイントを発見できたときには、大きな達成感があります。


■印象力を高めるための写真の必然性をセミナーで伝えていく

◯カメラマンの人は、一般的に人前で話すのが苦手な人も多いのですが、長谷部さんのセミナーは内容も上手ですし何といってもセミナーの成約率がすごい、と聞きました。

●最初に「キメ☆フォト」のセミナーを開催したときに、出席してくださったのはたったの5名。そのうち2名が知り合いで、すでに撮影が終了しているお客様と会場のオーナーでした。

会場のオーナーはお付き合いで申し込んでくれたのかもしれないと考えていましたが、セミナーが終わってみると、なんとオーナーだけでなく来場して下さった他の3名の方も申し込んでくれました。

バックエンド商品への誘導が100%。これはすごいなと驚いたものです。

前述した通り、これは必然性のロジックをしっかりと作り上げた成果だと思っています。

実際にセミナーでは、名刺の実例をお見せしたり写真を使うことで集客効果が上がるとか、名刺一枚で営業売上が変わるとかといったことを紹介したりすると必然性を感じてもらえるんです。

参加して下さった方には、「自分のビジネスを広げるには写真入りの名刺が必要だ」とか「ホームページが写真一枚でこんなに変わるんだ」などと実感いただけました。

もちろん、セミナーの成約率が毎回100%とはいきませんが、潜在的なニーズは高く、セミナー開催の度に7~8割の成約率をいただけています。

(次号へつづく)