週末起業コラム

3人に1人が出版実現!コスパ抜群のイベントとは?
樺木 宏(かばき ひろし)氏(その1)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

樺木宏さんのご紹介


樺木さんは、商業出版を実現するためのお手伝いをしてくれる「出版コンサルタント」。なかでも新人の著者支援に特化してご活躍されています。

2010年から事業をスタートし、2015年6月までの5年間で手がけた書籍の冊数はなんと130冊を超えているとか。

同業の出版プロデューサー業界の中でもそれだけの実績を築き上げている方はなかなかいらっしゃいません。

成功の裏では、さまざまな人と協力し合う仕組みづくりが重要だったそう。

出版社、著者、そして出版プロデューサーの協力体制はいかにして構築されたか、そして週末起業には商業出版という形のブランディングがぜひとも必要という考え方について、お話を伺いました。

樺木 宏(かばき ひろし)氏(その1) 出版コンサルタント プレスコンサルティング代表


■週末起業から始まった出版コンサルタント

◯現在の出版コンサルタントのお仕事は、週末起業からスタートしているんですよね。

●そうです。私が印刷会社に営業として就職した頃から出版不況というのは言われていたことで目に見えていましたが、需要が減ってきているのは肌で感じていました。

その一方で起業したいという思いは強まっていったんですね。

2009年に知人の編集長がフリーランスで独立し、出版社に企画を持ち込みたいということで私に相談があったんです。編集はできるけれども企画を持ち込める相手先がないとのことでした。

そこで、サラリーマン時代に構築した私の出版のネットワークを活用したんです。すると、半年間で7本の企画を通すことができました。それが事業化へのきっかけになりました。

◯現在のビジネスの状況はどうですか?

●今年で出版コンサルタントとして5年目になりました。冊数は、出版が決まっており、まだ執筆中のものを入れると累計で130冊ぐらいになりました。

私の強みは新人発掘に特化しているところです。その事で新人著者の出版の成功率が高まるだけでなく、ポジショニングやビジネスとの連動に関しても強みを引き出すノウハウが蓄積されています。

また、これは起業した当初から言い続けていることなのですけれども、新人を発掘したい出版社のニーズもありましたし、私自身がこれからの人を応援したいという考え方も持っていたからです。

発掘当初は誰でも新人ですが、その方が複数冊出すことで継続的に私のクライアントになっていただけ、その方にとっては新人からの脱却、そして私にとっては「これからの人を応援したい」という考えが実現することにつながっています。

一番多い場合で同時に4冊決まった方もいらっしゃいます。これはアンテレクトさんと一緒にやらせてもらっている出版企画コンテストの形が非常に適していたのかなと思います。


■新人著者発掘の場「出版企画コンテスト」

◯出版企画コンテストは2010年が最初でしたよね。

●はい。出版企画コンテストは、アンテレクトで約半年に1回のペースで開催される商業出版の企画コンテストです。

商業出版を目指す方が有料で企画書を出して、それを私が責任を持ってブラッシュアップ(磨き上げること)してきちんと出版企画書の体裁に整え、複数の出版社に提出し、出版企画の実現を働きかけます。

成約した場合には別に仲介料として印税の一部をいただくというものです。

出版企画コンテストは、コストパフォーマンス(費用対成果の比)が日本一高い出版企画イベントではないでしょうか。

だいたい毎回27~28の企画を出版社に提出しています。前々回、前回は出版が10冊決まっています。3人に1人は商業出版が実現しているということですね。

これがたったの2万1600円(企画提出エントリー費用)でできるのはとてもお得だと思います。

◯出版プロデューサーに依頼すると数百万円かかることもありますよね。

●そうなんです。

出版企画コンテストではメールが中心になりますので、時間や場所の制限がありません。

また、出版企画をブラッシュアップするためのセミナーにも参加できますし、1回のみ無料のコンサルティングセッションを受けることもできますので、これらをフル活用していただければ、すごいコストパフォーマンスが実現できます。

しかも、現在は連続して最大4回まで企画の提出がチャレンジできる5万4000円のコースもありますので、さらにコストパフォーマンスが上がります。

◯著書を出していない新人をターゲットにしているというところも、特徴的ですよね。

●そうですね。週末起業家だと実績も知名度もないので出版も難しいと感じられるかもしれませんが、そこは企画力でカバー出来る、という事を知っていただきたいです。

行動してみれば、新しい視野が得られ、実力がついてくる。商業出版は、新人に道はひらかれているのです。

もう一つ、出版企画コンテストの特徴は、私の出版のネットワーク内の複数の出版社に同時にアプローチをするということです。

それぞれの出版社では早い者勝ちで企画が決まるので、同時に複数社からオファーがくることもあります。

先ほど紹介したように、一番多い場合で4冊同時に決まったという方がいらっしゃったというのはこれが理由となっています。

(次号へつづく)

※アンテレクトの「出版企画コンテスト」
http://www.entrelect.co.jp/publish/contest.html
毎年4月、10月に開催しています。