週末起業コラム

初めてのクライアントの出会いは、意外な場所
尾村麻由美(おむら・まゆみ)氏(その5)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


講座で学んだコーチングを早く習得しようと、当時の勤め先のスポーツクラブの同僚に練習のためにコーチングセッションを行った尾村さん。

回数を重ねるたびに職場の課題となっていた「情報の共有」「全体の一体感」といった課題解決へのアクションが生まれ始め、所長公認の「社内コーチ」として活躍するほどになりました。

尾村麻由美(おむら・まゆみ)氏(その5) コーチングラボCocoStyle代表


■初めてのクライアントとの出会いは、意外な場所

◯その後、認定を取得され、プロコーチとしての第一歩はどのようなものでしたか?

●実は、プロコーチとしてのスタートは、認定を取得するよりも前でした。

初めてのクライアントは、私がコーチングと同時に学んでいた心理学のスクールの同期生でした。

ちょうど、コーチング講座の最終日が心理学スクールの卒業式の日だったので、講座を終えて、その足で心理学の卒業式に向かいました。

卒業式で、たまたま隣に座った女性といろいろと話している中で、私がコーチングのことや、自分がプロコーチになる準備をしていることを話しました。

すると、相手の方も「私もコーチングに興味があるんですよ。コーチングは学んでみたいけど、 どこで学んだらいいのでしょうね?」と尋ねられたので、私は自信をもって銀座コーチングスクール(GCS)をお薦めしました。

◯今度は、尾村さんがご紹介する側になったのですね。

●そうですね。彼女は「ありがとう、ぜひ受講してみます!でも、学ぶ前にセッションも受けてみたいので、コーチングをしてもらえますか?」と私にコーチングを依頼されました。

こうして、私のプロコーチとしての活動が始まりました。

◯なるほど、たまたま隣に座った方がクライアントになったのですね。ご縁ですね。

初めてプロフェッショナルとして行ったセッションでは、どのようなことを感じましたか?

●それは嬉しかったですよ。

講座が終わったばかりで、心の準備は十分とは言えませんでしたが、これまで積み重ねてきたことを認められたように感じて、ワクワクしました。

また、その時に大切だと思ったことは、プロコーチとしてやっていくのであれば、自分がコーチだということを発信し、認識してもらうことです。

いつどこで、コーチングを必要としている方に出会うか分からないですからね。

◯たしかに大切ですね。

現在は、経営者やビジネスリーダーなどをサポートされていますが、そのような方たちから依頼されるようになったのは、具体的にどのような活動をされたからなのでしょうか?

●経営者やビジネスリーダーの方たちが集まる場へ足を運ぶようにしました。そして、信頼関係を築くことを心がけています。

具体的には、コーチングの基本スキルである「認める」「聴く」「質問する」「フィードバックする」などを使いながら、相手の方の話をじっくり聴いています。

経営者の方の多くは、普段誰かにじっくりと話を聴いてもらうことが少ないようなので、喜んでいただけるのと同時に、コーチングの必要性や有効性を感じていただけるようです。

◯なるほど、そうした会話が、すでにコーチングセッションのようになっているのですね。

●そうですね。その結果、コーチングの継続サポートのご依頼を受けることが多いです。

(次号へつづく)

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