Home > 週末起業コラム 週末起業コラム 現役起業家突撃インタビュー 起業ネタ探検隊 週末起業クリニック 2014年 2015年 2016年 2017年 仕入れ交渉の余地は、十分にある! (登場人物:◆ネタ泉湧夫隊長、◇二足ハジメ隊員) ◆◆◆ 今号のポイント ◆◆◆ 一介の週末起業家に、企業が商品を卸してくれるのか、不安に思う人も多いようです。 商習慣については、知っておいた方がよいですが、杓子定規にとらえる必要もありません。 (前号までのあらすじ) 他者のビジネスを調べていて、商品の仕入先がわからないと言い始めるハジメ隊員。 ネタ泉隊長は、商品の仕入れこそ物販ビジネスの肝であり、そのための努力はすべきだと説く。 仕入れ交渉の余地は、十分にある! ◇で、隊長、正攻法で仕入れるというと、どんな方法になりますか? ◆まずは商品の製造元を突き止めることじゃな。それは、商品のどこかに書いてあったり、シールが貼ってあったりするじゃろう。 ◇なるほど。 ◆最近は、ほとんどの企業がホームページを持っておるから、ネットで検索すれば、製造元のことは、かなりわかるじゃろう。 ◇ホームページを見れば、どうすれば仕入れられるかもわかりますか? ◆そういう場合もあるのう。少なくとも、フォームから問い合わせることはできるじゃろう。 ◇簡単ですね。それで商談成立ですね! ◆おいおい、そんなに簡単というわけではないぞ。たいていの場合、流通システムが確立しておって、消費者への直接販売はもちろんこと、ネットショップのオーナーへも、問屋を通さずに売らないという方針の企業も多い。 ◇なぜですか? 売ってくれと言っている客を断るなんて、おかしいと思います! ◆いやいや、製造元が勝手にそのような販売をしてしまうと、問屋の利権を侵害することになるから、それはできんのじゃよ。 ◇でも、ネットで消費者に直販しているメーカーも、ありますよ。 ◆もちろん、最近はそのような縛りは緩くなっており、そのような例外もある。わしが話しているのは、一般論じゃよ。それにな、ネットで直販している商品は、通常のものとは異なるネット直販専用商品であったりもするぞ。 ◇何だか、ややこしいですね。でも、問屋に行けば、卸してくれるんですよね? ◆それも、ケースバイケースじゃな。それなりにロットで注文しないと取引してくれなかったりするし、法人のみを相手にする、という企業もある。 ◇「ロット」って何ですか? ◆発注の単位じゃよ。商品単価にもよるが、1個ずつではなく、たとえば1ダース単位で発注しなければならなかったりするぞ。1個ずつ卸していたのでは、効率が悪いしのう。 ◇法人しか相手にしないというのは、なぜですか? ◆信用力の問題じゃな。商品を卸したはよいが、代金が回収できないと困るじゃろう。 ◇う~ん、何だかやっぱり難しそうですねぇ。いわゆる、日本独特の商習慣ってやつですか? ◆そうなのじゃが、最近はそれも崩れつつあるし、常に例外というのは、あるものじゃよ。もちろん、交渉の余地も十分にある。 ◇となると、一般論的には難しそうだけど、やっぱり、あきらめちゃいけない、ということですかね? ◆そのとおりじゃよ。 ◇隊長、交渉のコツを教えてください! ◆よし、わかった。それはじゃな・・・ (次号につづく) このページのトップへ 週末起業ブログ 2014年 2015年 2016年 2017年 現役起業家突撃インタビュー 起業ネタ探検隊 週末起業クリニック