週末起業コラム

売り上げ10倍の秘訣は、覚悟・実績・ツール
松原伸禎氏(その6・最終回)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

前回のあらまし


ホームページの制作・保守で創業10年目を迎えた松原さん。

幸せな起業・人生のために大切なのは、好きなことで起業すること、そして今自分に与えられているポジションを楽しむことだといいます。

松原さんが起業家として成長し売り上げを10倍にできたターニングポイントは、ビジネスを「法人相手」に切り替えたことでした。

その点について、最終回の今日はさらに具体的なヒントを探ります。

松原伸禎氏(その6・最終回) 株式会社ノーブルウェブ代表取締役社長


■稼ぐには「覚悟」「実績」「ツール」を作ろう

○週末起業家は個人のお客様を対象にすることが多いのですが、それをどうやって法人のお客様に変えていくかがポイントになるのかなと思います。

●どこかでサラリーマンを辞めると決断する。背水の陣をしいた時が、ポイントかなと思います。

週末起業って、ステップを踏むにはいいと思うんですけど、見方を変えれば、サラリーマンに戻ってしまうリスクもあります。

○そこが、甘さになっている可能性がありますね。

●はい。戻れなかったら必死でやるし、納期も守ると思うんですけどね。

また、会社員を辞めたときに実績がズラッとあれば、お客さんが全くいないということには、ならないと思うんですけどね。

たとえば、匿名でランサーズとかクラウドワークスとかに登録をしておいて、実績づくりをするというのもいいと思います。

マイナンバーを提出する必要などもないので、週末起業家が実績をつくるには、ちょうどいいのではないでしょうか。

ランサーズやクラウドワークスみたいなSOHOサービスの場合、実績を積み上げていくと、SOHOサービスを抜きにして、直接契約したいという話も出てくるはずです。

これはSOHOサービスの利用規約には反する場合もあるので、そういうチャンスの段階で個人から法人へお客様を変えるというのはありかと思います。

もう一つは、自分のホームページをきちんと作って、ランサーズ経由だけじゃなくて、直に仕事を受けられる状態にすることが必要です。

○ホームページがあり、料金表を載せて、お問い合わせはこちらとか、見積もりはこちらってやらないと、法人からの仕事を取るのはなかなか難しいですよね。

●そうですね。依頼する側から言えば、ブログしか持っていない人とホームページを持っている人とどっちを選ぶかといえば、ホームページを持っている人です。

たとえば、名刺交換をした時にブログしかないということだと「この人まだ始めたばっかりなんだ」と思いますよね。


■「会社の器は、社長の器」

○最後に、今後はどのようなことにチャレンジしてみたいですか?

●将来ですか。振り返ってみると、合格までしていて大学院へ行くはずだったのに、止めてしまったんですね。だから、もう一度勉強したいというのがあります。

あとは、去年、ある人に言われて心に刺さっているのですが、「会社の器」は社長の器で決まるということ。私が成長する努力を怠るとそこで会社の成長は止まってしまう。

何を勉強するにしても常に学ぶ姿勢がないと社員からも見捨てられちゃう。

自分がいなくてもまわる会社をつくるというのがひとつのゴールだと思っていますね。

○ありがとうございました。

(終わり)

★次号からはデザインエッグス(HP制作)の鈴木克彦さんです。

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