週末起業コラム

実力派ECコンサルがライター時代に培った力とは?
杉山貴思氏(その1)

「起業家登場!」現役起業家への突撃インタビュー


起業家として活躍する先輩達へインタビューを敢行!
彼(女)らのロールモデルから学びを深めてください。(〇聞き手 ●起業家)

杉山貴思さんのご紹介


今回より、お話をお伺いするのは「グッドワード」代表、
杉山貴思さんです。

杉山さんがEコマースコンサルタントとして起業されたのは、2005年。
10年以上の実績がある、実力派コンサルタントです。

さらに2016年5月現在、日本で5人しか認定されていない、JECCICA(ジェシカ:一般社団法人ジャパンEコマースコンサルタント協会)の認定Eコマースコンサルタントでもあります。

週末起業家としてどのように自分の強みを発見し、起業をスタートされたのか、また起業後はどのように自分のブランディングを進めたのかについてお伺いしました。

★杉山貴思氏(その1) Eコマースコンサルタント グッドワード代表


■日本で5人しかいない認定Eコマースコンサルの1人

○日本で5人しか認定されていない、JECCICAのEコマースコンサルタントとして認定され、先日商工会議所で開催されたセミナーも大成功だったとお伺いしました。

コンサルタントとして独立して、何年になりますか?

●コンサルを始めたのが2005年。今年で11年目になりました。

○コンサルをする前は何をされていたんですか?

●私は情報処理系専門学校を卒業して、ある企業にプログラマーとして就職しました。でも2年ぐらいで辞めてしまったんですね。

○それは、どうしてですか?

●辞めた時は、1992年のバブルが弾けた時代です。もともと独立心が強かったし、サラリーマンで働き続けることに疑問を感じていたというのもあります。

そこからは個人事業主として、文筆家、ライターということでスタートをしました。文章を書くのが好きだったというのが、事業をスタートしたきっかけになります。

○文筆家、ライターと言いますが、最初はどういった分野のお仕事をされていたのですか?

●私はもともとプログラマーでコンピューターアレルギーがなかったので、最初からパソコンで打てるライターとしてビジネスをしていました。

その当時は、パソコンが操作できるライターはほとんどいなかったので、とても珍しい存在でした。

それまでは、原稿用紙に鉛筆やペンで原稿を書く人がほとんどだったのですが、パソコンで原稿が書けるということでそれだけでもアドバンテージがありました。

○最初は情報処理やパソコン関係の記事を書かれていたんですか?

●いいえ。地元のミニコミ誌の編集記者で5年半やっていました。その時は会社に所属するわけではなく、フリーという立場で、原稿用紙1行いくらということで、書いた分だけお金をいただくようなライターとしてやっていました。

そこでいろんな職業の人と会いましたね。公務員、会社員、商店主、活発な主婦...。幅広い年齢層の方と触れ合える機会が得られました。

○対人スキルやライティングスキルが上がったということですね。そこから、コンサルまではどうやって進んだのでしょうか?

●1992年からパソコン通信に人気が出てきたのですが、自分も興味があって、パソコン通信をやっていたんです。

○懐かしいですね。

●おかげで他のライターが拾えないようなネタを拾えたり、自分から発信したり。そういう双方向性に魅力を感じましたね。

最終的には自分のパソコンが情報発信基地となって、全国のいろんな人とコミュニケーションできる手応えみたいなのを感じました。

(次号へつづく)

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