ソラフィッシュ占い教室運営、占い師-清水空さん

ソラフィッシュ占い教室運営、占い師-清水空さん

「占い教室運営」1日で覚えられる実践的占い教室が大人気!

清水空さんは、自ら占い師として活躍する傍ら、占い教室を全国主要都市で運営し、人気を誇っています。人気の秘密はたった1日で占いができるようになるという「1日実践講座」です。サラリーマン時代は、週末起業フォーラム会員として活動し、ハワイで会社設立も成功させたとか。さっそく清水さんの起業のきっかけからお伺いしました。

週末起業を始めたきっかけを教えてください。
昔から何でも好きなこととか、興味があることはやってみたいというのがありました。それが週末起業を始めたきっかけです。

最初は興味のあることをアルバイトとして、次に週末起業として追求しました。そして最後は会社員ではなくて自分でビジネスをやってみたいという思いに行きついたのです。普段のサラリーマン生活では味わえないことに憧れを抱いていたのかもしれません。

入社した会社が2年で倒産したと聞きました
そうなんです。最初に入社した会社はインテリア会社だったんですが、すぐに倒産してしまいました。

次に入ったのがIT業界。まったくの異業種でしたが、システムエンジニアとして入社しました。そのときから起業に関する本やお金に関する本を読み漁っていましたね。倒産も経験していたので、会社もいつまで続くかわからないという思いがすごくあったのです。

そんなときに出会ったのが藤井孝一先生の『「週末起業」これで私もお金持ちかも』(中経出版)でした。そこで週末起業という方法も面白いなと思いました。

自転車修理の週末起業をやっていたとか?
はい。早速、週末起業フォーラムの会員になって、いろんなセミナーなどに顔を出していました。そこで自転車修理を事業にしている大吉商店さんという方に、教えてもらって、週末起業で自転車修理をしていました。2002年のことです。

休日に戸別訪問して自転車修理の仕事を取ったりしていました。老人ホームで車いすの修理などもやっていましたね。お金にはならなかったですけど、おじいさんやおばあさんたちとお話ができて楽しかったですよ(笑)。そのときにホームページも作って、「車いす事業部」とか「自転車事業部」とか1人しかいないのに、勝手に作っていましたね。


週末起業でハワイに会社を作ったと聞きました
そうなんです。これも藤井先生に教えてもらいました。自分の会社があったらいいなと思って会社をつくろうと考えたのですが、当時は株式会社を作るためには資本金として1000万円が必要だったのです。

最初は合資会社にしようとしたのですが、何かいい方法がないかなと思っていたところ、ハワイであれば資本金が少なくても会社を設立することができるということを教えてもらいました。ハワイで法人設立して、日本支店を登記すれば、日本で法人としての税制優遇が受けられます。アメリカで営業をしなければ税金も日本で納税するだけなので維持費も毎年5万円ぐらい。1人で法人設立できるのも魅力でした。早速依頼して、2003年の4月23日に無事自分の会社の日本支社を持つことができました。

2005年に独立をされるんですね
はい。2005年にそれまでやっていた週末起業をすべて辞めて、IT一本でやろうと独立したのです。事業内容はシステム開発の請負業です。独立したきっかけはちょうど昇進試験が会社であって、このまま昇進してしまうといずれ会社を辞めるに辞められなくなると思いました。それに当時はシステム開発の仕事がたくさんあったので辞めました。フリーのエンジニアが何人か集まって、ひとつのシステムを開発する仕事だったのですが、そんなことを続けているうちに、ほとんど寝られない時期が続いて、身体を壊してしまったのです。

そこで占いを本業でスタートした
いえ、そうではなく、徐々にITから占いへ事業を移行していったという感じですね。最終的にはITが副業みたいな状態になっていきました。

実はもともと占いも週末起業でやっていたんです。ホームページにも掲載していたのですが、消したり、また再開したりしていました。私が行っていた占いは西洋占星術とタロット占いですが、実はカウンセリングも好きで勉強していたので、占いとカウンセリングを合わせたオリジナルの占い方法で仕事をしようと思いました。

当初は、無料でもいいからとにかく1万人を鑑定しようと思いました。とにかく実力をつけるには、数をこなそうと武者修行のつもりで、占いをしていました。その頃は1カ月に100人ぐらい鑑定していました。それとありとあらゆる集客方法を試しましたね。住宅地を一軒一軒回って飛び込み営業もしていましたし、チラシのポスティング、イベントへの参加も行っていました。中でも特に効果があったのは、ブログでした。

ブログは、書くのが面倒くさかったのでお客さんに占いの感想を手書きなどで書いてもらい、それをブログにアップしていきました。そうすると、その感想を見たお客さんが、来てくれたのです。さらに、そのお客さんの口コミで次第に広がっていきました。この頃、占いにコーチングのスキルも取り入れたりして、内容を充実させていきました。

大阪での占いは、心理学の講座受講がきっかけになったと聞きました
そうです。自宅のある埼玉や東京であれば、出張で個人セッションを行っていたんですが、それ以外の地域では、なかなかそういうことはやらなかったんです。そこで、せっかく大阪に行くんだったらということで、占いの告知をしたところ、結構、依頼があったんです。

そこに来てくれたある女性が、口コミですごい宣伝をしてくれました。おかげでたくさんの人から依頼をいただくことができ、大阪にも多くのお客さんを持つことができ、2008年にレンタルサロンを借りました。

心理学の講座で占いを教えて、それが占い講座のきっかけになったそうですね
はい。確か2007年の8月14日だったと思います。とても短い時間だったんですけれども、仲間のカウンセラーに占いを教えてあげました。そこから占いの教育事業がスタートしましたね。

普通、占い教室とかだと半年ぐらいかけてやるのに、「1日で覚える」という視点が新しいです
ええ。実は2007年ぐらいまでは3日間でやっていたんです。受講者の方から、3日じゃなくて1日でやってくれないかと要望がありました。最初は無理だと思いました。しかし、占いの実践の場で要求される知識だけに特化してプログラムを組み替えればうまくいくかもしれない。そう考えたのです。教習所にいかなくても車の運転はできますよね。それと同じだと思ったのです。

そこから「実践1日講座」を始めたのです。1日で覚えて占うところまで行うために、専用のテキストを作り、教える方法を考えました。今は、私の「実践1日講座」を他社がマネしているのを見かけますが、実際には、1日で覚えられないようです。私たちは本当に苦労をして計算しながらプログラムを考えたので、そういうことはありません。

教室を現在のように増やしたのはいつ頃からなのですか?
2008年3月にレンタルオフィスを借り、東京校として「タロット占い講座」を初自主開催でスタートしました。同じようにして2008年に大阪校をオープン。2009年には福岡校もオープンしました。

2010年から他の人にも依頼して、新たに手相講座やルーン占い講座も開講したので、ここ1年ぐらいでレンタルオフィスの教室を増やしました。2010年9月には横浜校もオープンしました。札幌校を開校した動機は実をいうと子供が行きたいからなんです(笑)。

2011年2月には、さいたま校、仙台校、名古屋校をそれぞれ増やす予定です。集客はホームページやブログで行っています。1回につき5~6人で行います。最初は主婦の方が中心だったのですが、プロの占い師で有名な人も来てくれていてビックリしましたけど(笑)。今では海外在住の日本人の方で、日本に帰国したついでに来てくださる方もいらっしゃるんです。1度来て下さった方は、再受講が1カ月2000円なので、リピーターも結構多いのです。占い教室は和気あいあいとやっているので、とても楽しい時間ですね。

今後はどういう活動をしたいですか?
週末起業で飲食店をやっている人とコラボレーションして、占いカフェというのも面白いなと思っています。副業で占い師をやっている人は、ぜひコラボレーションしたいと思いますね。

最後に週末起業家にアドバイスを
続けることは重要だと思います。私も週末起業を初めてから10年経ちましたが、やっと自分の形になってきました。儲からなかったから止めてしまうというのではなくて、自分の本当に好きなことは何なのかを探して、一生懸命続けていくことで、何かしら活路は見出せると思います。