Home > 週末起業を知る > IPO 起業家塾(中小企業経営コンサルタント)-平野隆幸さん IPO 起業家塾(中小企業経営コンサルタント)-平野隆幸さん 週末起業とは 週末起業家成功事例 おススメ起業ネタ 関連書籍 マスコミ掲載歴 無料メルマガ「週末起業新聞」 【無料】週末起業成功事例集 週末起業コラム IPO 起業家塾(中小企業経営コンサルタント)-平野隆幸さん 中小企業向けの外部経営企画室で起業 IPOをご存じですか? IPO、「Initia(最初の)Public(公開の)Offering(売り物)」の略で、株式市場に上場していない企業が新しく株式市場に上場することをいいます。企業にとっては上場することによって新たな資金調達が容易なるばかりか、社会的な信用を高めることができるので、株式新規公開を目指す企業が急増しています。今回、ご紹介するのは、IPOを実際に体験し、その体験をもとに企業にアドバイスを行う週末起業を選んだ平野隆幸さん。まずは週末起業を始めたきっかけからお伺いします。 平野隆幸さん 週末起業開業:2006年4月 年商約20~30万円 初期投資なし IPO起業家塾 【IPO起業家塾!独立⇒株式公開へ企業経営の成功法則】 【ビジネスマンの成功法則『史上最強の組織を創ろう』】 週末起業を始めたきっかけを教えてください。 きっかけは、2006年4月の週末起業フォーラムのセミナーに参加したことです。そのときのネタ出しで、IPOを目指している企業の経営コンサルタントを週末起業に選びました。 そのセミナー後に、参加メンバーで食事に行ったんです。その時に出た話で「セミナー直後は、週末起業へのモチベーションは上がっているけれど、日々の仕事に追われてモチベーションが下がってしまうということはよくあることだ。だから、週末起業へのモチベーションを維持するために、月に1回くらい集まって勉強会をしよう」という話になりました。そこで名古屋起業コミュニティという勉強会仲間の集まりを作ったのです。 この名古屋起業コミュニティのメンバーはそれぞれ週末起業をしている人が中心なので、集まった際は、それぞれの週末起業で困っていることを話し合ったり、起業アイデアについて話し合ったりして、週末起業へのモチベートの維持に役立ちました。私も、ここの仲間が週末起業を進めているのに刺激を受けて、この前後くらいから現在にかけてメルマガを5誌発行し、セミナーなどを徐々に初めて行くきっかけになりました。 週末起業はメルマガなどの発行だけですから初期投資はゼロです。 でも、どうしてIPOを目指す中小企業の経営コンサルタントを週末起業に選んだのですか? もともと昔から会社の経営について興味を持っていたのです。IPOを目指す企業というのは、ものすごい成長をしている企業ですから、どんどん新しいことをやるし、組織も次々と変わって、売上もあがっているだけで楽しいわけです。そうした成長企業の何かのお手伝いができれば、と思っていたところ、経営にも携われる仕事でIPO準備の仕事があるということがわかり、ある会社で仕事をすることになったのです。 ちょうどその時に、自分が以前在籍していた企業が倒産してしまったのです。成長して上場直前まで行った企業でしたからニュースにもなっており、衝撃的でした。そこで、企業はただ成長するだけでは、ダメだと。きちんとした経営をしなくては倒産してしまうんだなと改めて思いました。 IPOを行うには、証券取引所と主幹事証券(会社の株式発行を引き受ける中心的な会社)によって、資金的で定量的な審査基準だけではなく、財務諸表が正確なものかどうか、経営体制はしっかりしているかなどの定性的な審査基準があります。そうした基準を満たすために、IPOを準備する会社では経営体制を整えたり、組織を整えたり、経理や財務の体制を整えたりします。 私はその会社でIPOの準備のために組織体制を整えたり、経理・財務の体制を整えたりしていました。結局、その会社では新興市場への上場に必要な資金的な審査基準を乗り越えることができませんでしたが、最終的にグリーンシート(上場・店頭登録されていない株式を売却するために、日本証券業協会が、平成9年7月に始めた市場のこと)への上場を果たすことができました。また別の会社では、新興市場への上場も果たすなど何社かの上場に立ち会うことが出来ました。 IPO準備は、その会社の歴史から、経営体制まですべてに関わることができるだけではなく、経営コンサルタント的な仕事もできるので、楽しいと思い、週末起業として始めるようになりました。 IPOを目指す企業の社長のニーズというのは、いったい何なのでしょうか? 中小企業でIPOを目指す企業の年商はだいたい10~50億円ぐらいなんです。先ほどもいいましたが、成長期にある企業なので組織が急に大きくなる場合が多いわけです。ところが、そうなってくると社長の意思や考えが次第に伝わらなくなってくるんです。社長の考え方が伝わらなくなってくると、どういう方向に会社が向かっていけばいいのかわからなくなってきますから、社員がうまく動かなくなり、最終的には売上が下がったりします。それだけではありません。だいたい成長企業の社長というのは、売上しか見ていない。小さいうちは売上だけ見てれば、それに比例して利益も上がったのですが、大きくなってくると、社長の知らないところで余計な人件費がかかっていたりしているんです。ところが、そういうことは社長はなかなか気がつきにくい。そういうところにニーズがあるのかなと私は思っています。 週末起業で苦労していることは何ですか? また、その対処法はありますか? 今は、メルマガのクリック広告とセミナーによる収入が主な収入源です。 メルマガは現在、5誌発行しています。ですので、週に4、5本はメルマガを書いていることになります。それぞれ書いている分野は違うので、ネタは尽きず次から次へと出てくるのですが、どのような内容にしたら良いかなどは考えに考えてから書き始めます。 しかし、本業ももちろんあるので、PCに向かってゆっくり考えて、そしてゆっくり書くという時間はそれほど多くは取れません。かと言って手を抜くわけに行きません。 仕事が非常に忙しい時は、全く書く暇もないので、一時期は発行頻度を減らそうか、廃刊しようかと思ったこともありました。でも、そんな苦労をしていると、段々書くスピードも早くなってきました。また、通勤時間の歩いている時や電車の中で考えをまとめPCの前では一気に書くだけにしているので、最近はほとんど時間はかからなくなってきました(椅子に座っているだけより、歩くなど動いていた方が良い考えが浮かびやすいというものあります)。 週末起業を続けるうえで工夫したことはなんですか? 本業との兼ね合いもあり、週末起業の悩みは同僚に話すことができないと週末起業をやる前から考えておりました。しかし、起業の悩みを打ち明けたり、相談できる人がいないと続けられる自信がなかったので、週末起業仲間と相談できる場を作ることにより途中であきためたりしないようにしました。 この場は、初めのころは、ネタ決めの相談やモチベーションアップのきっかけになり、その後はインターネットの知識などを詳しい方に教えてもらえるなど情報交換の場に変化してゆきました。また、この仲間同士でそれぞれが各分野でセミナーなどを行う際も他のメンバーが受付や会場設営の手伝いを行ったり、集客のお手伝いなどをして、一人では到底できなかったセミナー運営をスムーズに行うことができました。 今後の展開について教えてください 自分の事業としては経営コンサルタント業務まで拡大していきたいと思っておりますので、セミナーを順次行い、お客様との接点を増やして行きたいと思います。また、自分の週末起業と言う訳ではありませんが、名古屋(東海地方)の週末起業や起業家を活発になるように支援をして行きたいとも思っています。 これは、名古屋(東海地方)は、大手企業は有名企業が多いですが、起業や新たな産業などが活発ではないというイメージをもたれることがあります。名古屋を元気にしていくためには、週末起業や起業が活発になるとよいと思うのです。 それには、自分たちも週末起業を始める際に助かった名古屋起業コミュニティのような場などを提供していき、週末起業家や起業家が事業を進めていきやすいような支援もして行きたいと思っています。 週末起業家に向けてのアドバイス 週末起業と言うのは、どうしても一人でやるべきことが多いので、技術的なことなどでつまずいたり、精神的に孤独になったり、モチベーションが下がったりすることがあります。やはり、その時に相談できる人や仲間が居るというのは心強いものです。ぜひ、仲間を作ってみてはいかがでしょうか?仲間を作るには様々な方法がありますが、週末起業フォーラムのセミナーやイベントで交流するのも一つの方法だと思います。 週末起業フォーラムの詳細・入会申し込みはこちら 週末起業家成功事例 TOP このページのトップへ 週末起業を知る 週末起業を知るTOP 週末起業の基礎(動画) 週末起業チャンネル(動画) 週末起業成功事例 無料メルマガ「週末起業新聞」 週末起業コラム 関連書籍 マスコミ掲載歴